POSレジの種類とは?おすすめの周辺機能やPOS機能も紹介 POSの基礎知識

POSレジの種類とは?おすすめの周辺機能やPOS機能も紹介

2023/05/26

POSレジを導入したいけれど、どのPOSレジが自社に合うのかいまいちわからない方は多いのではないでしょうか。各POSレジの種類を的確に把握することで、自社の販売効率を高めるうえで役立ちます。

そこで本記事では、POSレジの種類やレジスターとの違いや、POSレジの種類やそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。

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目次
1 POSレジとレジスターとの違い 2 POSレジの種類①:パソコン型POSレジ 2.1 特徴 2.2 メリット・デメリット 2.3 よく導入されている業種 3 POSレジの種類②:ターミナル型POSレジ 3.1 特徴 3.2 メリット・デメリット 3.3 よく導入されている業種 4 POSレジの種類③:タブレット型POSレジ 4.1 特徴 4.2 メリット・デメリット 4.3 よく導入されている業種 5 導入するか検討するもの①:周辺機能の種類 6 導入するか検討するもの②:POS機能 6.1 顧客管理機能 6.2 在庫管理機能 6.3 システム連携機能 7 まとめ

POSレジとレジスターとの違い

POSレジの大きな特徴は、リアルタイムで売上のデータを確認できることです。

旧来のレジは会計をするための基本的な機能しか備わっていないものが多く、売上の細かい分析に活かせなかったり、ネット上でデータを見たりすることはできませんでした。

しかし、POSレジの場合には、売上はもちろん、どの商品がどのくらい売れたのかをリアルタイムで確認できます。売れている商品や購入される時間帯といった商品基準の理解だけでなく、予約管理の機能を使えば客層の把握にもつながります。細かい分析ができることで、お店の経営戦略を練る際に非常に参考になるでしょう。

種類によっては初期導入コストやランニングコストがかからないPOSレジもあるため、店舗や営業形態に合わせて選ぶことができるのもメリットのひとつです。

POSレジの種類①:パソコン型POSレジ

まず、POSレジの種類のうち、パソコン型POSレジについて解説します。

特徴

パソコン型POSレジとは、POS用のソフトウェアをパソコンにダウンロードすることで利用するタイプです。ただし、通常のパソコンとして使用できます。

レジ業務だけでなく、パソコン上で在庫の確認や発注などの管理も行えるので非常に便利です。

周辺機能として、会計時にレシートプリンターやキャッシュドロアは別途、追加するか検討する必要があります。

メリット・デメリット

メリットは、パソコンを新しく買い換えてもソフトウェアをインストールすればそのまま使えることが挙げられます。維持費の節約につながるでしょう。

デメリットとしては、パソコンが故障したときに備えて、データのバックアップは必ず定期的に行う必要があることです。

よく導入されている業種

現在、すでにパソコンを店舗運営に利用している小規模な小売店やドラッグストア、個人経営のコンビニなどで導入が進んでいます。また、予約システムや電子カルテを使用しているレストランや病院でも、パソコン型POSレジと連携して使用する事例もあります。

※参考:https://akinai-lab.smaregi.jp/regi/type/

POSレジの種類②:ターミナル型POSレジ

次に、POSレジの種類のうち、ターミナル型POSレジについて解説します。

特徴

ターミナル型POSレジとは、POS専用の機能を備えたレジのことです。

見た目は従来のレジと似ており、カウンターと一体になっているものから机に置けるような小型のサイズまで、ニーズに合わせてさまざまな種類を選択することが可能です。

メリット・デメリット

非常に高性能な機種が多く、店舗や業務に合わせたさまざまなカスタマイズができるのがメリットです。

デメリットは、導入費や維持費だけでなく、システムの更新や老朽化が原因で置き換える場合も本体を買い直す必要があるため、コストが高額になる場合が多いことといえるでしょう。

よく導入されている業種

1台でさまざまな支払い方法に対応でき、オプションも充実しているため大型チェーン店や新業態を目指す店舗などでよく導入されています。コンビニやスーパーなどに設置されていることが多く見られます。

※参考:https://akinai-lab.smaregi.jp/regi/type/

POSレジの種類③:タブレット型POSレジ

最後にPOSレジの種類のうち、タブレット型POSレジについて解説します。

特徴

タブレット型POSレジとは、POSシステムのアプリをダウンロードすることで使えるようになるレジのことです。タブレットの他に、スマホにアプリを入れてPOSレジとして使うことが可能です。

メリット・デメリット

タブレットやスマホがあれば利用できる手軽さが魅力です。必要な周辺機器を揃える必要はありますが、本体代金がかからないことで導入費用はかなり抑えられるでしょう。個人経営などの小規模の店舗でも気軽に導入することができます。

また、他のタイプのレジに比べてコンパクトで場所を取らないため設置しやすい点も魅力です。

ただし、カスタマイズの自由度が低い点やネットワーク環境が必須である点が注意点といえます。アプリによって機能や使い勝手が異なるため、慎重に調査しましょう。また、アプリによって集計するため、無線LANでのネットワーク環境を事前に整えてください。

 

よく導入されている業種

パソコンを親機、スマホを子機としてタブレットと連携させたり持ち運ぶこともできることから、直接オーダーを取りに行ったりする飲食店やイベントなどの催事でも活用しやすいです。

導入するか検討するもの①:周辺機能の種類

次に、POSレジに追加するか検討すべき周辺機能の種類について解説します。

タブレット型POSレジとパソコン型POSレジは、お手持ちのタブレットやパソコンにPOSシステムをインストールして使用します。

そのため、これらのタイプでは、レジとして機能させるには、別途、会計・決済機能をもつ周辺機器を追加で導入する必要があるでしょう。例えば、以下のような機器になります。

・キャッシュドロア:現金を収納する引き出し
・バーコードリーダー・スキャナ:バーコードを読み取るための機器
・プリンタ:レシートなどを印刷するための機器
・カードリーダー:キャッシュレス決済において、情報を読み取るための機器
・CAT/CCT端末:クレジットカードの決済に関する機器
・自動釣銭機:お釣りを自動排出する機器

これらの機器を導入することで、消費者の利便性を損なわない会計・決済が可能になるため、タブレット型POSレジやパソコン型POSレジの場合には、周辺機器の導入も検討しましょう。

導入するか検討するもの②:POS機能

次に、POSレジに追加するのか検討すべきPOS機能について解説します。

顧客管理機能

顧客管理機能では、顧客情報を登録しておくことで、顧客データを自動で抽出できるようになり、販促活動などに活用できます。

また、予約管理や飲食店などにおけるオーダー管理に利用できるため、スムーズにお客さまをご案内できるようになります。

顧客管理機能の詳細は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:POSレジに求められる顧客管理機能とは?重要性やポイントを徹底解説

在庫管理機能

POSレジで在庫管理機能を追加することで、商品販売時や発注時に、自動で在庫数の変動がシステムに反映されるようになります。

そのため、効率的な発注・仕入れが可能になり、欠品や過剰在庫を防げるようになります。

在庫管理機能の詳細は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:在庫管理をPOSレジで行うメリットとは?管理方法や注意点を解説

システム連携機能

POSシステムでは、既存の外部システムと連携することができます。例えば、ポイントシステムを連携させると、店舗独自のポイントを会計時に利用できるといった利便性の向上や集客効果につながります。

ただし、連携できるシステムについては機種や提供会社によって異なるため、提供会社に確認してください。

CASHIERのPOSレジが連携できるシステムについては、以下の記事をご覧ください。

関連記事:POSレジは外部システム連携が可能?メリットやシステム例を解説

 

その他、POSの全般的な機能については以下の記事をご覧ください

関連記事:POSレジとは?種類や機能、選び方を徹底解説

まとめ

POSレジは商品や顧客の細かいデータ分析ができたり、売上をその場で確認できたりするなどのメリットがあります。また、会計機能に限らず、今までアナログで行っていた業務をPOSレジでできるようになることでさまざまな業務をスムーズに進めることができるでしょう。

今回ご紹介した3種類のレジは、メリットや使い方が異なります。費用や操作性だけでなく営業形態や店舗の規模に合う種類のPOSレジを選びましょう。

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記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

田口 帆夏

2022年12月入社。前職は大手スーパーにて接客や店舗管理を経験。
接客以上にお客様に寄り添ったサービス提供を行いたく、カスタマーサクセスに転職。
持ち前の人柄の良さと丁寧な対応でチームにかかせない存在となっている。

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