お店に欠かすことができない設備の「レジスター」。毎日レジを目にしない日はないほど、あらゆる場所で使われています。
かつてのレジは単純な計算機能のみでしたが、現在では会計や売上・在庫管理などもできるPOSレジ(POSシステム)が主流です。
POSレジの導入を考えたとき、迷ってしまうのが「タブレットレジ」か「レジ専用端末(レジ専用機)」のどちらを選ぶかという点ではないでしょうか。
そこでこの記事では、タブレットレジとレジ専用端末の違いについて、5項目を比較して詳しくご紹介いたします。
レジの導入をご検討中の方はぜひ記事を参考にしてみてください。
現在普及しているPOSレジにはいくつかの種類がありますが、主流のPOSレジを大きく分けると「タブレットレジ」と「レジ専用端末」に分類することができます。 ここからはそれぞれの特徴についてご紹介します。
タブレットレジとは、iPadなどのタブレットに専用アプリをインストールして使用するPOSレジのことです。
タブレットレジの選択肢は事実上iPad一択となりますが、iPadは音楽や動画の再生、ゲームで遊ぶ、イラストを描く、デザイン・動画・画像編集、ビジネスツールとしての活用など、さまざまな用途を想定して作られています。
iPadのタブレットレジにおけるレジ機能は、専用アプリをインストールすることで利用できるようになる「オプション機能」のようなもの。レジのために開発された端末ではないため、レジ専用端末と比較するとデメリットと思える部分も実際は数多くあります。
レジ専用端末とは、その名の通り、店頭でレジとして使用することを目的に開発された端末のことです。
会計や売上・在庫管理などPOSレジ機能に特化した端末であるため、POSシステムを快適に活用できるのはもちろん、動作が安定しておりトラブルが少ないことが特徴。
さまざまなシステムとも連携可能など、自由度の高い運用がおこなえます。一般的なタブレットレジサービスの場合、店舗規模は小規模・中規模向けですが、レジ専用端末を提供している会社は導入サポートや運用サポートが充実していることが多く、大規模や多店舗企業でも安心して利用可能です。
上記でもご紹介のように、タブレットレジとレジ専用端末には「レジ機能のために開発されたか、そうでないか」という非常に大きな違いがあります。 カスタマイズ性などの機能面や耐久性なども異なるため、導入の際はしっかりと検討することが大切です。
それではここからは、タブレットレジとレジ専用端末の違いを5つの項目で詳しくご紹介します。
「安く導入できる」というイメージのあるタブレットレジですが、実際にタブレットレジとレジ専用端末を比較してみると、トータルでかかる費用にはあまり違いがないということはご存知でしたでしょうか。
下図はタブレットレジとレジ専用端末の「導入コスト」「月額料金」を比較した表です。
|
導入コスト |
月額料金 |
タブレットレジ |
・初期費用16万〜18万円が相場 ・初期設定費用1〜10万円前後 |
・4,000円〜14,000円ほど |
レジ専用端末 ※CASHIER POSの場合 |
・初期費用16万8,000円〜 ・初期設定費用無料(店舗情報設定、マスター登録) |
どんなPOSレジでも、利用前にまず商品などの情報を登録する必要があります。
タブレットレジの場合、導入費用は安くても商品登録や初期設定などの費用が別途16万円〜18万円ほど必要になり、結果的にCASHIER POSなどレジ専用端末とほとんど同等の費用になることも。
月額料金は機能の数にもよりますが、どちらも相場は変わりません。
しかし、会計や売上・商品管理などのために開発されたレジ専用端末は、タブレットレジを上回るハードやサービスの安定性を持っています。
POSレジを長く活用していくうえでは、サポート面も重要です。
iPadを使用したタブレットレジの場合、端末本体だけではなく、ドロワー、スキャナー、レシートプリンターなどの複数端末を組み合わせて使用します。しかし、保証は各端末ごとに異なるため、故障時には対応がバラバラになり費用や手間が余計にかかってしまうことに。
対して、レジ専用端末はあくまで一つの筐体として設計されています。当然、保証面もワンストップで済むため、運用における負担を大幅に軽減することが可能です。
一般的には、サポートには月額費用もしくは一定金額以上のプラン契約を求められるケースが多くなっています。サポート費用を無料としている場合でも、初期費用や月額料金が高額に設定されていることがあるため、契約時にはサポート内容や費用についてもしっかりと確認しておくことが大切です。
タブレットレジの場合、使用する端末はほぼiPad一択になりますが、レジ専用端末の場合はいくつかの種類があります。そのため、事業内容や店舗の設置場所に合わせ最適なものを選ぶことができることもポイント。
また、両者を比較するうえでは耐久性も重要な項目の一つです。
ほとんどのタブレットレジで用いられるiPadは、店頭でレジとして使われることを想定して作られていません。
そのため、落下や水濡れ、バッテリーなどの耐久性、OSのサポート期間などを考えれば5年〜10年くらいの間に何度か買い替えが必要になる可能性が高いです。
レジ専用端末の場合、そもそもレジとして使用することを想定して作られているため、タブレットレジに比べて耐久性があります。
POSレジは見た目や機能面も大切ですが、最も重要なのが、動作の安定性やトラブルの起こりにくさです。
もしも決済時にレジがフリーズするなどのトラブルが起これば、お客様に大きな迷惑をかけてしまうことになります。タイミング悪く忙しい時間帯にレジにトラブルが起きてしまったら、損失が大きくなる可能性も。
レジで考えられるトラブルには上記のようなものがありますが、タブレットレジはWi-FiやBluetoothなどの無線通信に依存しており、このようなトラブルが生じる可能性が高い傾向にあるのです。
さらに、iPadを使ったタブレットレジはiOSの上でアプリを動かしているため、OSアップデートによって不安定になってしまう可能性があるなど、懸念点も多くあります。
レジ専用端末の場合、無線通信の使用は最小限に抑え、重要な部分には有線接続を利用するなどの工夫がされており、動作がとても安定していることが特徴です。
POSレジは、基幹システムやECサイトなどとのデータ連携、ポイントシステムや会員システムとの連携などさまざまなカスタマイズをおこなうことで、より便利に活用することができます。
タブレットレジの場合、アプリに対応していないと外部サービスとの連携などのカスタマイズができないことも少なくありません。
カスタマイズに対応しているかどうか、事前に確かめておかないと「使えると思っていたシステムと連携させることができなかった!」と後悔することになる可能性も。
一方、レジ専用端末は、さまざまなカスタマイズに幅広く対応していることも特徴の一つ。
CASHIER POSの場合は、システム連携はもちろん、ハードウェア、POSレジアプリのUI、機能追加、管理機能など幅広く対応可能。店舗に合わせた自由自在なカスタマイズに対応しています。
POSレジは長く運用し、得たデータをもとに経営や売上げアップなどあらゆる場面で活かすことができる高機能なツールです。
便利な機能をフル活用するためにも、レジを選ぶ際にはカスタマイズ性についてもしっかりとチェックし、事業内容などにより異なるニーズに柔軟に対応できるものを選ぶのがおすすめです。
「タブレットレジは安くて、レジ専用端末は高い」なんとなくそんなイメージがあるかもしれませんが、実際には導入コスト・月額費用に大きな違いはありません。
タブレットレジは昨今のトレンドではあるものの、動作の安定性や耐久性など、長期的なコストと快適性を考えればすべてのケースでベストな選択肢とは言い切れない部分があります。
CASHIER POSは、大規模イベントなど膨大な決済回数が発生する現場においてもトラブルを起こさない安定性の高いPOSレジの研究・開発に取り組んできた株式会社ユニエイムがご提供するPOSレジです。
初期セットアップ無料・トラブルや設定変更などの運用サポート無料・ハードウェア故障時も無料交換など、徹底的なサポートで選ばれています。 14年にわたるPOSレジの開発実績と豊富なノウハウで安定した運用をサポートいたしますので、POSレジの導入をご検討中の方はぜひお気軽にお問い合わせください。
⇒資料ダウンロードはこちらから