【完全版】券売機とは?種類やメリット、価格、導入方法を徹底解説 店舗DX

【完全版】券売機とは?種類やメリット、価格、導入方法を徹底解説

2023/08/25

最近では、非接触・人材不足解消などの目的で券売機を導入する店舗が増えてきています。なかにはタッチパネル券売機も販売されており、小型店舗から大型店舗まで柔軟な対応が可能な券売機が増えています。

そこで、この記事では券売機の概要やメリット・デメリットといった基本的な知識から導入方法、メンテナンス・保守についてまで解説します。

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目次
1 券売機とは 2 券売機の導入メリット・デメリット 2.1 メリット 2.2 デメリット 3 券売機の種類 3.1 ボタン式券売機 3.2 タッチパネル式券売機 4 券売機の導入方法と価格相場 4.1 購入 4.2 レンタル契約 4.3 リース契約 5 券売機のメンテナンス・保守内容 6 まとめ

券売機とは

券売機とは、レジ業務を行うスタッフを配置することなく、オーダー・会計が可能になる機器です。券売機の場合、お客様はサービスを受ける前に料金を支払う、いわゆる前払いに対応しています。

注文・会計業務にかかる作業を省人化できるだけでなく売上管理もできるため、店舗運営を円滑に進めることが可能です。そのため、飲食店やアミューズメント施設、イベント業、小売店など幅広い業種で導入されています。

券売機における売上管理については、以下の記事も参考にご覧ください。
関連記事:券売機で売上管理できる?売上管理方法や目的を解説

券売機の導入メリット・デメリット

券売機の導入メリット・デメリットを紹介します。

メリット

券売機を導入すると、主に以下のメリットが挙げられます。

l  人件費を削減できる

l  回転率の向上

l  人的ミスや不正の低減

l  衛生的な会計が実現

お客様自身に会計・注文作業を行ってもらえるため、コスト軽減につながり、売上アップに貢献します。

デメリット

一方、券売機を導入するデメリットには、以下のものが考えられます。

l  導入コストや運用コストがかかる

l  お客様との接点が減る

l  追加オーダーを獲得しにくい

導入コストは必ずかかりますが、このあと解説する導入方法によって初期費用は変動します。また、人による注文・会計作業がなくなり、お客様とのコミュニケーションがとりにくいことから、顧客満足度の低下や追加オーダーが獲得しにくいというデメリットもあります。

券売機のメリット・デメリットの詳細は、以下の記事で紹介しているのであわせてご参考ください。
関連記事:券売機のメリット・デメリットとは?リースやレンタル契約についても解説

券売機の種類

券売機と一言でいってもさまざまな種類がラインナップされています。ここでは、券売機の種類とその特徴を見ていきましょう。

ボタン式券売機

昔からある従来の券売機のタイプです。シンプルなボタン式の券売機で、メニュー名と価格のみを表記されています。ボタン式券売機を利用する際には、お金を入れてボタンを押すことで、該当のメニューの引換券が券売機から排出されるようになっています。

昔から慣れ親しんだシンプルなつくりになっているため、慣れているお客様であれば回転率の向上や人件費の削減が可能です。

一方で、キャッシュレス決済に対応している機種はあまり多くなく、最近の消費者のニーズを満たせない可能性があります。さらに、「このメニューはどのような内容なのか」「オプションやセットメニューがあるのか」などがわかりにくいため、はじめて利用するお客様は注文しにくいというデメリットがあります。

タッチパネル式券売機

タッチパネル式券売機とは、最近注目されているタブレットのような画面がついた券売機です。

タッチパネル式券売機を利用する際には、画面上の指示に従ってタッチパネルをタップすることで注文と会計が行えます。注文し、会計したのちにメニューの引換券が券売機から排出されるタイプのものと、直接厨房に注文が送信されるタイプのものがあります。

タッチパネル式券売機は、ボタン式券売機のデメリットであるわかりにくさを解決した機器です。というのも、画面上に写真付きのメニューと値段が表示できるため、お客様は直感的にメニューの内容を理解できるためです。

また、最近ではキャッシュレス決済に対応しているタイプの券売機が多くなっています。決済手順も画面上に写真やイラストを用いて指示できるため、はじめてのお客様もスムーズに注文・会計できるでしょう。

キャッシュレス決済対応の券売機の詳細は以下の記事をご覧ください。
関連記事:キャッシュレス決済に対応した券売機とは?メリットや価格相場を解説

券売機の導入方法と価格相場

券売機には、購入・レンタル・リース契約という3つの導入方法があります。ここでは、それぞれの導入方法と価格相場を解説します。

購入

券売機の代金を全額払って購入する方法です。

自社の保有物となるため、月額料金は必要ありません。初期費用は高くなるものの、ランニングコストは保守・メンテナンス費用のみとなります。

価格相場は、以下のようになります。

l  ボタン式の券売機:約50万円~150万円

l  タッチパネル式の券売機:約50万円~200万円

レンタル契約

レンタル契約は、券売機提供メーカーの製品の中から選んで借りる方法です。
初期費用は無料や少額なことがほとんどですが、月額料金がかかります。保守・メンテナンス費用はメーカーが負担することが一般的です。

また、レンタル期間は短期間でも借りられるうえ、キャンセル・途中解約も可能なため、お試しで利用したい場合におすすめの方法です。

価格相場は、以下のようになります。

l  ボタン式の券売機:月額約15000円~3万円

l  タッチパネル式の券売機:月額約2万円~4万円

リース契約

リース契約は、メーカーが購入した券売機を借り受ける方法です。

レンタル契約と同様に初期費用はかからないことがほとんどで、月額料金がかかります。自社の希望機種を導入できるため、自由な選択が可能です。また、レンタル契約よりも月額料金が安い一方で、保守・メンテナンスは自社で行う必要があり、キャンセル・途中解約ができないことに注意が必要です。

そのため、すでに券売機を利用している企業が新店舗を出店する際など、長期的な使用が見込まれる場合におすすめの導入方法です。

価格相場は、以下のようになります。

l  ボタン式の券売機:月額約1万円~2万円

l  タッチパネル式の券売機:月額約2万円~4万円

券売機の導入方法や価格を抑えたい企業は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:券売機はリース契約がお得?価格相場や仕組みを解説
関連記事:【2023最新】券売機導入に活用できる補助金とは?IT導入補助金について解説

券売機のメンテナンス・保守内容

注文・会計機能をもつ券売機に故障・トラブルが発生すると、店舗運営が立ち行かなくなる可能性があります。そのため、メンテナンス・保守内容は導入前に確認することが必要です。

券売機のメンテナンス・保守の内訳としては、以下の3つに分けられています。

l  ソフトウェア:OSやアプリの再インストール、データ復旧

l  ハードウェア:ハードウェア故障の修理対応

l  サポート:設定サポート、電話・メールサポート

特にPOSレジと一体化しているセルフレジ券売機においてはソフトウェアのメンテナンスは大切です。定期的なシステムのアップデート故障時のデータのバックアップの有無なども合わせて確認しましょう。

券売機のメンテナンス・保守内容の詳細は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:券売機のメンテナンス・保守とは?基本のサービス内容や故障時の対応を解説

まとめ

人材不足を解消するために、券売機を導入する企業は増えています。特に飲食店においてはチェーン店から個人経営店まで幅広く利用されています。

導入することで、業務効率化や回転率の向上などのさまざまなメリットが受けられ、店舗運営がスムーズに進められます。そのためにも、メンテナンス・保守を含めたサービス体制が充実しているメーカーを選ぶことが大切です。

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記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

藤原 貴雄

2014年11月入社。前職はインテリア販売を経験し、接客/営業のスキルを磨く。
前職で培ったスキルをベースにPOSレンタルの営業や各地方の物販運営業務などを経験。
2021年CASHIER事業としてチーム変更し、
現在はカスタマーサクセスのリーダーとしてチームを纏める役割を担っている。

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