今回は佐賀で長年に渡り愛される百貨店、佐賀玉屋様の課題解決のお手伝いをさせていただきました。
こちらの佐賀玉屋様は先日2024年8月18日に建て替えの為、本館が閉館になるなど多くの人に愛されているデパートで、中でも子供たちの人気を集めていた「回るお菓子」や屋上の遊園地やお食事処が大変に人気で思い出の本館にわかれを告げる方々が多くいらっしゃいました。今回はそんな多くの人に愛され続けている佐賀玉谷様の南館の7階にございます催事場にモバイル型決済端末A920を活用しサポートをさせていただきました。
長年愛され続ける佐賀玉屋の歴史
そんな歴史ある佐賀玉屋様の歴史や現在のお取り組みについて統括本部の米倉様にお話しをお伺いしました。
「当店は創業217年の百貨店で、九州で2番目、国内13番目の百貨店として1920年佐世保に開業させていただきました。佐賀玉屋の地下フロアには”玉ちか”といった百貨店らしい生鮮食品を中心とした売り場があり、地上階には百貨店らしい婦人服や紳士服また家庭用品並べておりまして、多くの地元のお客様にご活用いただいております。」
「直近ですと2024年から本館の建替え・南館のリニューアル計画をスタートしてます。コロナ禍の中でDX化の取り組みを始めました。その施策の中でECサイトの運営を行うなどしていつでもどこでも佐賀玉屋の商品を購入できるような環境を作るなどの取り組みを始め更なる顧客ニーズの拡大を図っております。それだけでなく、業務体制の改善にも着目し更なるDX化を図るようにしておりますね。そういった背景もあり新しい取組みは積極的に行い、よりお客様に満足いただける百貨店となるよう努めさせていただいております。今回はその一環で催事場のイベントの業務効率や出店者様の利用しやすい環境の見直しを図ろうと思いCASHIERさんに相談させていただきました。」
多くの課題と自由度の高いPOSレジ
今回は催事場の業務効率やお客様・出店者様の購買体験の見直しということで、相談前にはどういった課題をお抱えだったのでしょうか。
「催事には40もの会社様や店舗様にご参加頂いているのですが、催事の際は各店舗ごとにそれぞれの方法でお会計をしてもらって、決まった時間に各店舗さんからまとめて売上分を本レジに1日2回程度入金して頂く運用方法でした。キャッシュレス決済についてはこちらから端末を貸し出して使って頂いておりまして、計7台を出店者様で共有して頂いていました。そのような運用方法の為、1回1回のお会計時にお客様へ渡すレシートがないという問題がございました。」
「手書きのお買い上げ証明書を作成し、お客様へ渡すという形で凌いでいたのですが、インボイス制度が始まったことをきっかけにそれが証明書にならなくなってしまったので運用方法含め、今のレジ環境を再度整え直そうという方向になりましたが、催事という特性上、、色々な会社様がイベント毎に入れ替わるので、固定のレジというよりはもっと場所を固定しない使い勝手の良いレジを探していました。それに加えて催事用レジの場合、”カテゴリ打ち”が必須でして、商品に全てバーコードをつけて販売する出店者様と、バーコード無しの出店者さんがいらっしゃる為、両方に対応できる様にするカテゴリ打ちで柔軟に会計出来る環境を整えるためにここに対応出来るPOSレジを探していました。バーコードだけでしか商品登録できないというのは運用上使えないのです。」
こういったカテゴリ打ちができるのがCASHIER POSアプリの良いところでして、利用店舗様の運用方法に柔軟に対応できるような設計となっております。
また、モバイル型決済端末A920は持ち運び可能な端末となっているため購入商品の登録から会計、キャッシュレス決済まで、レジ業務が全て可能な端末のため催事場という場所には非常にマッチした製品となっております。
管理が容易、そして全員が使いやすい環境に
「今回出店企業様の台数のモバイル型決済端末A920を導入させて頂いたので、まず決済端末の共用がなくなりそこは出店者様側が非常に販売しやすい環境になったなと感じますね。弊社側だと共用で決済端末を使って頂いていた分、この販売実績がどこの店舗で発生した分なのかの紐付けに時間がかかっておりましたので、そこの効率は格段に改善できましたね。どこのお店で何を売っていくらの会計だったのか、決済方法は現金なのかどのキャッシュレス決済なのか。そういうところまでわかる。そういうところはすごい便利になりましたよ。」
お話しを聞いていく中で出店者様も自分たちの現状の売上の把握を行うのに店舗用の控えを自分たちで計算したりお金を数えたりなどわかりづらかった状況ではとのお話をいただきました。POSレジ全般的にそうですが、点検などで計算時現在までの売上がわかるようになっているので、そういったところはPOSレジの導入により大幅に変化があったのではないかと考えております。
「あとは今まで本レジに各出店者様が1日に2回としか入金できていなかったので、催事の売上の全体像が掴みづらかった点が、今ではWEB管理画面から全体の売上や各店の売上や販売件数がわかるので今日の催事はお客様が多いのか、少ないのかがしっかりとリアルタイムに数字でわかる様になり非常に感謝してますし、経理的にも非常に便利になったと思ってます。今までは締作業等は我々で行なっていたので、そこの業務効率も大幅に変わりました。」
11月の大型催事を控えて
「直近ですと10月9日に九州グルメフェアがありますね。福岡県や大分県など九州各地から数多くの出店があるのでそちらは是非お越しいただければと思います。」
「それ以外ですと11月の2週目ぐらいに北海道物産展という大きな催事があります。そこが1番規模も大きくお客様も多い催事になりますね。やはり冬は北海道の物産がどこのデパートでも人気だと思いますね。冬なのでお歳暮目的のお客様であったりだとかシンプルに海産物も美味しいですし、加工品なんかも色々なものが出揃いますよ。」
「これから開催になりますが、大規模なのでここのイベントで我々や出店者様共にしっかりと運用することができればこれからの催事も問題なく運用できると思うのでそれを乗り越えるために頑張っていきたいですね。出店者様にモバイル型決済端末A920の操作説明などをしなくてはならないので、玉屋専用のマニュアルなども作ろうかなと思います。ここはCASHIERさんにも是非ご協力いただきたいですね。」
CASHIER POSアプリは直感的な操作を意識して開発を行っておりますので、出店者様にも不安なくご利用いただけると思っております。
また導入済みのお客様からはスポットワーカーの方でもすぐに使いこなしていただけるとのご好評のお声もいただいております。CASHIERとして出店者様の利用方法や佐賀玉屋さんでの運用方法も含めマニュアルなどは今後も二人三脚で模索していき、佐賀玉屋様、そして催事でご出店される出店者様のサポートしていきたいと考えております。