飲食・小売・サービス業界においては、人手不足の影響から業務効率化が求められています。人員不足を解消しつつ、顧客満足度を維持または向上させるには、さまざまなツールの活用が必要です。
なかでも予約管理ツールは、業務効率化に貢献するシステムであり導入を検討する方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、数ある予約ツールのなかからおすすめツールを21種類ご紹介します。併せて予約管理ツールの必要性についても解説しているので、ぜひお役立てください。
予約管理を一元管理できる予約管理ツール。導入することでこれまでアナログで管理していた予約管理に関する業務が大幅に効率化されます。また、24時間予約ができる体制を整えられれば顧客にとっての利便性が向上し、売上アップも期待できます。
また、顧客情報も蓄積できるので、より効果の見込めるマーケティング施策の実施も可能です。そのため、業務効率化の実現だけでなく、顧客満足度向上、経営課題改善を課題としている店舗にとって予約管理ツールは欠かせない存在です。
一口に予約管理ツールといっても、さまざまな種類があります。そこでここでは飲食業や小売業・サービス業向けの機能が搭載された予約管理ツールをご紹介します。
「カロネード」は、美容院や理容院・美容クリニックなどに導入されている予約管理ツールです。WEBやLINE予約システムを導入しており、スタッフや部屋などの空き状況をAIが判断し、最適な状態で割り当てます。導入費用がかからないうえに、初期導入は専用スタッフが丁寧に代行してくれるのも「カロネード」の魅力です。
「Resty」は飲食店向けの予約管理ツールです。グルメサイトやGoogleからの予約をリアルタイムで一元管理できます。複数の媒体からの予約によるダブルブッキングの発生を予防できたり、顧客の来店回数や注文履歴をはじめとした顧客管理機能が使えたりするのも魅力です。クラウド機能を用いれば系列店と顧客情報を共有・相互送客することもできます。
「LINEで予約/LINE PLACE」の空席情報をリアルタイムで反映する予約管理システムです。ユーザーが「LINEで予約/LINE PLACE」から変更・キャンセルを行った場合も、登録されていた予約情報に自動的に反映されるため、予約管理業務が大幅に効率化されます。また、機能性が豊富なので、幅広いニーズに対応可能です。
「トレタ予約台帳」は、飲食店向けの予約管理ツールです。20サイト以上のグルメサイトと連携しており、複数のサイトからの予約を自動的に集約・記録できます。Googleで予約との連携機能も搭載されているほか、AIが予約電話を自動対応する機能も活用可能です。キーワードが苦手な人でも使える手書き機能などが搭載されており、パソコン操作が苦手な方でも使いやすい工夫が施されています。
ebicaはグルメサイトやインバウンドメディアなど、複数の媒体から来る予約情報を一元管理できます。AIによる電話予約対応・管理もできるため、予約業務に対応する手間を削減可能です。CRM機能も搭載しており、リピーター集客にも活用できます。顧客管理やアプローチを効率的に行える環境を構築することで、コスト削減・売上向上機能も期待できます。
「EIPro」は店舗ごとに専用予約システムとして活用できるツールです。予約や顧客管理だけでなく、メール配信やアンケート等にも活用できます。チケット・クーポン機能では、予約受付や会員により異なる条件などの設定もでき、複雑な予約内容も簡単に管理できます。割引予約などの対応もできるため、予約や利用の際複雑になりがちな業態の店舗でも扱いやすいでしょう。
「table check」は優先案内機能が搭載されており、登録ユーザーは並ばずに店舗を利用できます。店舗側は優先案内手数料を新たな収入源として得られる仕組みです。ただ予約客を管理するだけでなく、顧客を店舗に集客する効果や、手数料の形で新しい収入源を得る効果も期待できます。自動予約受付機能や予約管理機能も充実しており、効率的な集客と顧客管理ができるのが魅力です。
「UMat」には店舗独自の予約ページを作成する機能が搭載されています。LINEやGoogleビジネスプロフィールなどにそのURLを掲載することで、顧客の目に留まりやすくする効果が期待できます。予約管理画面では複数のグルメサイトや電話などの状況を一括管理できるため、ダブルブッキングの心配がありません。このほか、店舗の新規開店時に必要なインターネットや電気・ガスなどの手続きを一括手配するサービスなども実施しています。
「リザーブキーパー」はテイクアウトの予約管理や自社デリバリー受付システムを搭載しており、来店以外の利用にも柔軟に対応できます。また、着信と同時に顧客を自動検索・表示する機能が付いており、顧客ごとに対応を分けたい場合に便利な機能も搭載されています。テイクアウトやデリバリーも提供している店舗や、顧客対応に力を入れている店舗におすすめのツールです。
「SELECTTYPE(セレクトタイプ)」は、予約システムを自社に合わせてカスタムできるのが特徴です。テンプレートと機能を選ぶだけで、予約システムの全機能を自動でセットアップできます。高度なデザイン調節機能が搭載されており、簡単操作で予約カレンダーやフォームを作成できます。複数名のスタッフで予約情報を分担・管理することも可能です。このほか、イベント管理機能や回数券・チケット機能もあり、煩雑な処理も簡単にできます。
「リザエン」はエステサロンやレッスン・スクールなどで活用されているツールです。自治体や官公庁・公共施設の予約システムとしても採用されています。電話予約などを一括管理する機能や、予約サイト作成機能が搭載されており、効率的に予約管理できるのが特徴です。複数店舗・拠点に強い権限分け機能もあります。WEB会議システムとも連携できるため、オンラインでレッスンなどを提供する場合にも便利です。
資生堂などの有名ブランドから大学・市町村など、さまざまな事業者で利用されている予約システムです。シンプルな操作性が特徴で、だれでも簡単に予約サイトを開設できます。解説した瞬間から予約受付を開始できるため、急にシステムが必要になった場合でも安心して利用できます。QRコード受付アプリやセルフチェックイン機能も搭載されており、予約時はもちろん来店・来場時の業務負担まで軽減します。
「EDISONE(エジソン)」はクラウドで利用できるWEB予約ツールです。9種類の予約タイプが用意されており、多くの業種で採用されています。無料プランから利用できるため、店舗の規模や費用を気にせず利用できるのも魅力です。簡単設定が採用されており、パソコン操作に不慣れな方でも登録後最低限の入力で予約システムを運用できます。
「tol(トル)」はサロンやレッスン教室・ライブなどのイベントで採用されている予約管理ツールです。電話・ネットの両方の予約情報をクラウドで一元管理しており、アプリをダウンロードしておけば外出先などからも予約状況を確認できます。無料から使えるため、規模の小さい事業が取り入れやすいのも魅力です。
「ChoiceRESERVE」は航空会社や建設会社・銀行などで採用されている予約管理ツールです。予約管理のノウハウを持つ専門チームが導入から運営までサポートするのが特徴で、予約サイトの準備から顧客・拠点管理までをすべてひとつのツールで対応できます。また、安全なセキュリティを提供しているのも特徴です。予約ツールからの情報漏洩などが気になる場合でも、安心して使用できます。
「aumo マイビジネス」はSEO・MEOに加え、SNSを活用できる集客ツールです。予約管理機能もついており、SNSやGoogleビジネスプロフィールから直接店舗予約も可能です。効率的に予約業務をこなせるほか、SEOなどを通した集客もできるのが特徴です。比較的若い年齢層の顧客を呼び込みたい場合などに使用されています。
「eReserve」はホテルや旅館・美容院やクリニックなど、幅広い店舗で活用されている予約管理サービスです。パソコンとスマートフォンの両方に対応しており、iPadでの管理やZoom連携機能などが搭載されています。導入時はデザインを選び、基本情報と業種情報を登録するだけで使えるため、だれでも簡単に操作できます。
「RESOMO」は予約情報とECサイトの会員情報を一元管理できる予約管理ツールです。ECサイトを導入している企業で多く利用されています。展示会などのプラン予約や来店予約・店舗受け取りなど幅広い予約に対応可能です。予約管理ツールとしての基本機能に加え、事前アンケート機能など顧客のニーズ収集に役立つ機能も搭載されています。高品質な接客を提供したい店舗におすすめです。
https://www.ecbeing.net/resomo.html
「Liny」は、LINE公式アカウントの配信・運用・管理をサポートするツールです。LINEで受け付けた予約情報を管理する機能も搭載されており、申込管理だけでなく予約状況に応じたメッセージ送信も自動でできます。顧客に対してLINEを利用したりマインド配信や、申込履歴の確認機能などもあり、顧客情報管理などにも役立ちます。
「予約onライン」も、LINE公式アカウントを用いた予約管理ツールです。通常の予約ツールと同じような機能を、LINE上で活用できます。トークルームから直接予約できるため、すべてLINEで処理できるのが特徴です。ショップカード機能やクーポン機能もすべてLINE上で展開できるため、パソコン操作などが難しい方でも導入しやすいでしょう。こちらも予約を含めたサービスをLINEで扱いたい店舗におすすめです。
「グーペ」は、店舗用ホームページ作成サービスで、運用管理機能に予約フォームを設置できます。テイクアウト専用のフォームや、あらかじめ予約枠を設定できるイベント用予約フォームなど、業態に合わせてカスタマイズできるのが特徴です。サーバー契約やアプリのインストールなどが必要ないため、気軽に導入できます。サポートサービスも充実しており、困ったときはすぐに相談できます。予約機能を含めた自社ホームページを作成したい場合におすすめです。
店舗における予約管理の課題解決に貢献するツールを20選紹介しました。予約管理ツールは各サービスによって特徴が異なります。予約機能だけでなく、その他の機能によっても使い勝手が大きく変化するため、事前に確認しておくことが重要です。店舗運営に必要不可欠なPOSレジだけでなく、予約管理ツールも活用することで店舗経営改善を実現してみてはいかがでしょうか。